PancakeSwap(パンケーキスワップ)を利用している方も多いのではないでしょうか。
PancakeSwapのプールにAuto CAKEという新しい機能が追加されました。
PancakeSwapのページを見て
と思った方も多いのではないでしょうか。
結論から言うとAuto CAKEは「複利運用を自動的にやってくれるプール」ということになります。
この記事ではAuto CAKE のやり方について詳しく解説していきます。
すでにPancakeSwapを使っていて、Auto CAKEが何かを知っている方は「Auto CAKEのやり方」から読んでいただければと思います。
PanckaeSwapは知っているけど、Auto CAKEがどんなものなのか、どのような問題を解決できるのか知りたいという方は「Auto CAKE」の特徴からご覧ください。
そもそもPancakeSwapって何?という方は次のセクションから順に読み進めていただければと思います。
目次
PancakeSwapの基本(おさらい)
PancakeSwapにはプール(正確にはSyrup Pools)というものがあります。
そしてPancakeSwapのプールにはある問題点がありました。
まずはこれについて理解しておくとAuto CAKEの良さが分かっていただけると思います。
すでにPancakeSwapでプールを使ってる方はここは読み飛ばしていただいて「Auto CAKEのやり方」から読んでいただければと思います。
PancakeSwapの特徴
PancakeSwapは仮想通貨の分散型取引所です。
通貨をの売買ができるという基本的な機能に加えて、通貨ペアを登録することで金利収入が得られるファームという機能が人気を集めています。
そして、もう一つの人気の機能が今回取り上げるプールというものです。
持っている通貨をプールに預けておくことで金利に応じた収入が得られます。
年間で得られる収益は100%お超えているものもあり、普通の銀行に比べれば信じられないほどの高さです。
(仮想通貨業界ではもっと高いケースもあります。)
通貨を預けておいて得られた金利収入は回収(ハーベスト)し、自分のウォレットに保管するなり、の他の通貨に交換したり、または再度プールに預けるということができます。
再度プールに預ければ複利で増やすことができるので、この運用方法は人気があります。
PancakeSwapのプールの問題点
これまでは、金利収入の回収→再度プールに預けるという操作を自分でやる必要があり面倒でした。
さらに利息収入の回収でガス代(手数料)がかかり、再度プールに預ける際にもガス代がかかっていました。
PancakeSwapのガス代は安いほうですが、それでも何回も繰り返しているとそれなりの手数料がかかってしまうとう問題があったのです。
という要望に応える形で今回リリースされたのが、Auto CAKEというシステムです。
Auto CAKEの詳細については、「Auto CAKEの特徴」で解説しています。
Auto CAKEの特徴
Auto CAKEの最大の特徴は複利運用を自動的にやってくれるところにあります。
これまで自分で回収(ハーベスト)して再度プールに預け入れるということをやる必要がありました。
Auto CAKEではこれを自動でやってくれるので、これまで自分で複利運用していた人は楽になります。
そして、年利(APY)がこれまでのManual CAKEよりも高くなっているのも特徴です。
しばらくCAKEを預けて運用したい方はAuto CAKEは良い選択肢だと思います。
注意点としては、Auto CAKEの場合、預けてから72時間以内に引き出そうとすると0.1%の手数料が引かれるということです。
短期でプールに金額を預ける場合は注意が必要ですね。
特徴の詳細について、PancakeSwapの公式ページで公表された情報をもとに、以下に概要をまとめておきます。
Manual CAKEとAuto CAKEの違い
CAKEを預けてCAKEを得るという観点ではManual CAKEもAuto CAKEも同じです。
違いは次のようなものになります。
Manual CAKE
- 自分自身でハーベスト(回収)や複利運営をやる必要がある。つまり、PancakeSwapにアクセスして、ボタンをクリックして、ガス代を支払わなければならない。
- APRは複利を考慮していない。つまり、複利運用の利益は自分で計算しなければならない。
Auto CAKE
- 一度CAKEをプールに預ければ、あとはほったらかしでOK。小額の手数料で自動的に複利運用をやってくれる。
- 自動複利運用は小額の報奨金を受け取る他のユーザーによってトリガーされる。
- 利息は複利を含むAPYとして表示される。
- プールが自動的に複利計算される度に小額の成功報酬が収益から差し引かれる。
- プールに預けてから72時間以内に引き出すと、0.1%の手数料が発生する。
Auto CAKEの手数料
Auto CAKEを使うにあたって気になるのが手数料ですよね。
公式のHPで説明されている手数料は以下の3つがあります。
デポジット料金
- なし
プールから引き出す際に発生する料金
- プールに預けてから72時間以内に引き出す場合は0.1%が差し引かれる
- 72時間経過後に引き出す場合は無料
- 追加でCAKEを預けた場合、上記72時間ルールが再度適用される
- この手数料は自動複利運用時には適用されない
成功報酬
- 収益の2%が手数料として差し引かれる
- 例えば、1 CAKE をハーベストした場合、成功報酬0.02 CAKE が差し引かれる
参考
結局手数料取るんじゃん!って思われるかもしれませんが、この手数料はバーンされます。
バーンとは、つまり、お札を燃やしてなくしてしまうのと同じように、手数料として集められたCAKEをなくしてしまうことです。
実はこれ、CAKE保有者にとっては良いこととされています。
存在するすべてのCAKEの量を削減することで、インフレを抑制する効果が期待できるからです。
Auto CAKEには手数料が必要ですが、それは最終的には自分の持っているCAKE資産を守るためだと思えば、少しは納得できますよね。
Auto CAKEが向いているケース
CAKEを増やしたい場合で、72時間以内に引き出す予定がない場合はAuto CAKEのほうがManual CAKEよりも向いているということになります。
収益を他の通貨に交換したいなど、複利運用する予定がないのであれば、Manual CAKEという選択もありかもしれません。
ただし、Auto CAKEのほうがCAKEが増えるスピードが早いわけですから、特殊なケースを除き,基本的にはAuot CAKEでいいのではないでしょうか。
Auto CAKEのやり方
ではどうやって使うのか、その具体的な方法を図解を使って解説していきます。
Auto CAKEの細かな特徴は次のセクションでまとめていますので、ご興味のあるかたはこちらも読んでいただければと思います。
PancakeSwapほホームページにアクセスして、左側にあるメニューの「Pools」をクリックします。
そうすると、プールのトップページが表示されます。
おそらくトップにAuto CAKEという項目が表示されるはずです。
Auto CAKEの「Enable」をクリックして有効化します。
メモ
右側にManual CAKEとありますが、こちらは昔からあるプールです。
新しく追加されたのは左側のAuto CAKEですので間違えないようにご注意ください。
このときウォレット(Metamask)に承認要求が出ると思いますので、確認して承認してください。
承認が終わると「Enable」のところが「Stake」に変化しますので、「Stake」をクリック。
そうすると、このような感じで金額を入力する画面が出てきます。
プールに預ける金額を決めて入力します。
ウォレットにある金額のすべて預けたい場合はMAXをクリック。
その他、半分を預けたい場合は50%をクリックすると自動的に入力してくれます。
金額を確認して、「Confirm」をクリックします。
Metamaskでガス代を確認して、「確認」をクリックします。
PancakeSwapのプールのページに戻ると、Auto CAKEのCAKE STAKED (COMPOUNDING) のところに、預けた金額が表示されていることを確認しましょう。
これでAuto CAKEは完了です。
まとめ
PancakeSwapに新しく追加されたAuto CAKEについて解説してきました。
これまで手動でやる必要のあった複利運用ですが、Auto CAKEのおかげで安い手数料で自動複利運用ができるようになりました。
Auto CAKEの場合、預け入れたあと72時間以内に引き出すと手数料が発生してしまいますので、この点はご注意ください。
PancakeSwapは手数料が数十円程度と安く人気が出ていますね。
人気がですぎてBNBの価格が上昇してきているので、手数料もじわじわと上がっている感じがします。
そこで、最近はもっと手数料の安くて承認が早いRaydiumも注目されていますね。
Raydiumの始め方はこちらにまとめていますので、よろしければどうぞ。
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